【微忙録】

明日の自分への覚え書き

ジャヒー様はくじけない!(01)

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ジャヒー様はくじけない!(01)


著:昆布わかめ

掲載誌:ガンガンJOKER

既刊:1巻

読んだ日:2018/03/05

 

あらすじ


魔王の側近、魔界№2のジャヒー様は、魔界中の誰もが畏れ敬う存在…だった。

魔法少女によって魔王が倒され、力の源の「魔石」は砕け散った。
気づけば人間界で少女の姿になっていたジャヒー様。

数ヶ月後、すっかり人間界に馴染んでバイトに精を出すジャヒー様。
魔石を集めて魔界復興を実現することはできるのか!?

 

 



登場人物(含ネタバレ)

ジャヒー様
主人公。
褐色幼女⇔褐色お姉さんな魔界№2(かつて)

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↑本来の姿はお姉さんモードなのだが、魔力が足りないため魔石を使っても一時的にしか元の姿に戻れない。そしてその姿はバイトに使う。


魔界では贅沢の限りを尽くしていたが、現在は見る影もなく、築40年のボロアパート(六畳一間)に住み、居酒屋でバイトをし、もやしで食いつなぐ生活。
↓基本スタイルは魔界復興Tシャツ一丁。

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店長
ジャヒー様のバイト先の店長、巨乳でやさしい。
ジャヒー様を「ヒーちゃん」と呼ぶ不届き者。
ジャヒー様の正体を明かされても動じない。

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大家
ジャヒー様の住むアパートの大家。
店長の妹で、このアパートも店長が斡旋した。
家賃を払おうとしないジャヒー様とバトルを繰り広げる。

姉には頭が上がらない様子。

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ドゥルジ
かつてのジャヒー様の部下で、ジャヒー様に心酔している。
ジャヒー様の貧乏生活に気づいておらず、無自覚に精神的ダメージを与える。
「堂島」という名を名乗り、人間界に順応し、何らかの社長にまで昇り詰めている。

ジャヒー様と違って魔石もたくさん持っている。
大きなマンションに住んでいる。

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魔界№2の悪魔が人間界で貧乏生活を送る話。
笹塚にも似たような魔王がいたが、こちらのジャヒー様は同居人もおらず、かつての栄光を思い出しては涙している。

見ているこちらもかわいそうになってくるのだが、そのかわいそうな目に遭っているジャヒー様が何ともかわいい。「かわいそう」と「かわいい」は案外置換可能な要素だったのかもしれない。

かつての部下と立場が逆転していたり、それでも頑張って虚勢を張り続けたり、クソガキからすら魔石を奪えなかったり、大家とかいう奴に家賃を取り立てられたり…と、魔界に居た頃との落差が大きすぎて泣いてしまうジャヒー様。それでも精一杯生活して、いつか魔界を復活させてやるんだ、という姿にはもう「ジャヒー様がんばれ」としか言葉が出てこない

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毎話頭に挟まれる魔界の頃のジャヒー様は、冷静沈着冷酷無比です、みたいな雰囲気を漂わせているが、ジャヒー様の言動を見るにイメージと現実との間に随分ギャップがあるように見える。
これは、ジャヒー様の知能が姿と共に幼女レベルまで下がっているのか、それとも魔界に居た頃からこのレベルだったのか、気になるところではある。もし後者なら魔界なんて滅びて当然である。
大人モードのジャヒー様はナイスバディの褐色美人であり、衣装も妖艶。ところが子どもモードになると途端にちんちくりんなマスコットである。

裸シャツなのに。


その見た目上の大きなギャップを隔てていても、ポンコツというか残念な言動が一貫して変わらない点が、何かこうインモラルを醸し出しているのかもしれない。

続刊でジャヒー様の周りの人間関係が広がっていくのか、少ないレギュラーメンバーで話を回していくのか、非常に楽しみである。

不憫かわいい褐色幼女をお求めの方はお手に取ってみてはいかがだろか。

 

2巻は2018/04/21発売予定。

 

ジャヒー様はくじけない! - 連載作品 - ガンガンJOKER -SQUARE ENIX-